横須賀市にかぎらず、医療界全体で話題となっているのがAI(人工知能)による救急医療です。
AIの導入は動物病院においても現実味を帯びており、診断スピードが上がるとともにその正確性も飛躍的に向上するだろうと期待されています。
ただし、迅速性と的確さが求められる救急医療への本格導入は今のところ非常に難しいと言われており、たとえ導入が実現したとしても数十年単位で先の未来になると考えられています。
現実にAIが動物病院に導入された場合、どのような影響があるのでしょうか。
是々非々で語られる以前に、AIの本格導入はかぎりなく不可能に近いと見るのが妥当なところです。
病気の診断には症例の蓄積はもちろんのこと、医師個人としての経験と応用力が求められます。
自己学習をベースとしたAIは情報処理能力については人間よりもはるかに優れて居るかもしれませんが、臨機応変な判断力が必要となる救急医療となると、現時点ではリスクのほうが多いように思われます。
とは言え、そう遠くない未来、横須賀市でもペットが当たり前にAIに診察される時代がくるかもしれません。